「天然有機コーヒーバイオ」
とは?

分かりやすく説明しましょう!
  皆さんの中には、コーヒーの出し殻を土に蒔くと良いと聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。しかしコーヒーの成分であるカフェインやポリフェノール、油脂類は、植物の成長を妨げるので、コーヒーの出し殻を大量に土に蒔くと、植物が枯れてしまう場合があります。そのコーヒーの出し殻からカフェインとポリフェノール、油脂類を完全に取り除く研究・開発に成功したのが『天然有機コーヒーバイオ』です。300種類以上の天然微生物が入った有機農法適合資材で、土に適量を混ぜると土の中で土壌微生物が活動し、土を元気にします。化学肥料や薬品で力を無くした土壌を有機分解することで、植物が吸収しやすい環境にします。
  素朴なギモン「どうしてコーヒー豆?」
  コーヒーには蛋白質とアミノ酸が豊富に含まれています。蛋白質やアミノ酸は植物にとってもよい栄養素で、なによりコーヒー豆の細かい孔(あな)を持つ性質が微生物にとって最適な環境なのです。コーヒーの出し殻として運び込まれた原材料は、土壌にとって不要なものを取り除かれ、熟成発酵を経て『天然有機コーヒーバイオ』となるのです。
. .
  素晴らしい土壌に生まれ変わります!
  通常、土には微生物や自活線虫等の生命体等が存在します。しかし最近は、化学肥料や薬品を使いすぎ、土の本来の働きに必要な微生物量が不足し、ライフサイクルが機能しなくなってしまっています。数十年前はちょっと掘れば土の中には必ずミミズがいたのを覚えていますか? そんな土を作るには例えば落ち葉が腐ったり昆虫の死骸が発酵したりすることを繰り返さなければできません。そのような状態の土を作ることができるのが『天然有機コーヒーバイオ』なのです。土壌は分解者とかリサイクル者と言われる再生装置です。

良い土で作った野菜は大きく色よく健康なものを収穫することができ、花なら色鮮やかで葉艶のよい良質で元気なものを育てることができます。

首脳陣が語る開発への思い
〜プロジェクトの始まりは環境改善への情熱〜
 


地球上に住むあらゆる動植物の生命にとって、必要不可欠なものは自然環境の豊かさ。その源となるのが、大地です。大地に 息吹を芽生えさせるためには何が必要なのか?弊社は試行錯誤の末、珈琲豆に辿りつきました。嗜好品として日常生活に欠かすことのできないコーヒー。蛋白質 が豊富に含まれている珈琲豆こそが、地力を向上させる肥料の原材料として最適であることを発見したのです。微生物育成資材である珈琲豆は、まさに最高の発 酵素材。これを原料に使用することを決定し、次なる開発行程に進みました。
 


わが星・地球が誕生して以来、土は命のサイクルによって生み出され、また生命を育んできました。しかし、現代社会におい て、生命の源となる大地は危機に瀕しています。このような状況を打破するためにはどうしたら良いのか。さまざまな原因によって命の息吹としての役割が果た せなくなった土壌を、自然の土として甦らせることができないのか。そんな思いを胸に秘め、研究に着手したのです。
 


有機質で安全な珈琲豆は、添加物や消毒液など化学物質を加えていない純粋な原料でなければなりません。その原料は厳しい 製品チェックを行っている大手食品飲料企業から入手しました。製造工程においては天然資材にこだわり、フェノール系物質やカフェイン、油脂類を除去する事を研究 の最重点項目におきました。また、成育した作物に有機JASが取得できる微生物資材としての認定もいただきました。全てにおいて“エコロジー、リサイク ル、オーガニック”という方針こそが いこらジャーナル の思いなのです。
 


リサイクルによって自然環境豊かな大地に蘇生させる…その壮大なテーマに取り組んだ弊社。過去、珈琲豆を原材料とした肥 料の開発は行われてきましたが、100%の成功例はありません。弊社では天然微生物の研究からスタートして、天然発酵のさらなる研究を重ね、難産の末、 「天然有機コーヒーバイオ」が完成するに至ったのです。「コーヒーバイオ」は、肥料を超えた微生物の分解剤。未熟発酵の堆肥や化学肥料の残留で力を無くし た土壌を有機分解することによって、新鮮な光と水と空気を浸透させます。生き生きと甦った大地は、あらゆる生命の息吹となることでしょう。熟成させた発酵 ノウハウの産物です。
コーヒーバイオ分解菌による農薬分解試験の成果発表
株式会社いこらジャーナル(和歌山県海南市上谷字花鳥谷785−1)は元摂南大学薬学部教授 宮田秀明先生の指導の下、現在問題化している農薬の土壌に於ける分解試験を実施した。結論として早期の分解が難しい農薬3種類を同時に分解することに成功した。試験に使用した農薬はクロチアニジン(商品名:ダントツ水溶剤)フェニトロチオン(商品名:スミチオン乳剤)シマジン(商品名:CAT水和剤)の3種類でいずれも半減期が永く、早期での分解が困難と評価されている。3種類の農薬はネオニコチノイド系殺虫剤のクロチアニジンと有機リン系殺虫剤のフェリトロチオン、トリアジノン系除草剤のシマジンと化学的組成が違った種類でコーヒーバイオ分解菌(ECO−SW1000S)を土壌散布して撹拌しただけで分解した。それに要する時間は、数日間で50%分解する可能性を有するものと宮田教授の判断が下った
株式会社いこらジャーナル
平成11年6月設立 海南市、海草郡、有田市、有田郡にカラータブロイドの情報紙を4大紙折り込みで55000部発行していた。女性向けの情報紙でグルメ・ブライダル・観光等の情報を主に編集していた。平成12年中小企業経営革新事業で肥料製造に参入する。平成13年5月海南市に製造工場を竣工、同9月より「天然有機コーヒーバイオ」を製造販売する。肥料製造の特徴は、自社開発の有用微生物群(約300種類)を珈琲の出し殻に定着させる技術を持ち、分解や堆肥化が非常に困難とされていた珈琲の出し殻を微生物資材に仕上げた。現在は、農協や販売店からの依頼を受け講習会を開催して、土壌の改良を行い土造りの実践を指導している。農薬分解に使用したバイオ(ECO−SW1000S)は「天然有機コーヒーバイオ」と「バイオクエン酸」に使用されている。
元摂南大学薬学部教授 宮田秀明
1944年8月27日生まれ大阪府立大学農学部獣医学科および同大学院出身 農学博士 日本の薬学者でダイオキシン研究の第一人者である。専門は環境科学、食品衛生学、公衆衛生学、環境影響評価・環境政策、放射線・化学物質影響科学、医療社会学で環境汚染物質特にハロゲン化環境汚染物質の世界的な研究者で多くの学会や講演活動を行っている。主要著作は「PCBsと環境」「ダイオキシン汚染問題解決への展望」「環境と健康」「ごみ処理に係るダイオキシン類の発生防止技術」「最新の分離精製検出法−原理から応用まで−」「ダイオキシンから身を守る法」「ダイオキシン」「食品衛生学−「食の安全」の科学−」等々